特定社会保険労務士試験を受けた
正式には紛争解決手続代理業務試験という
社会保険労務士試験を合格し社会保険労務士になっても
それは5年前から1階部分になってしまった
その2階に上がるためにこの試験がある
合格すると特定社会保険労務士と名乗れる
この資格でなにができるのか
都道府県の労働委員会などでの紛争の斡旋で
個人や会社の代理人となり
紛争解決手続代理業務ができることになる
でも私にはそんな依頼は来ないだろうから受ける必要はない
そう思っていままでずっと受けないできた
しかし、この資格は目の上のタンコブなのである
おそらくこの資格での仕事はしないのに、
ないと気になる資格なのだ
おそらく同業者がこの資格を取っても
実際にこれを使って仕事をするのは10%もいないだろう
しかしみなが2階で「特定社会保険労務士」を名乗るとき、
ひとり1階で、ただの「社会保険労務士」でいるのは
乗り遅れているような気がしてしまう
「特定」がついているかいないか、
そんなことお客さんはまったく気にしていない
いや、そんな資格があることすら知らないだろう
ということは、もっぱら仲間内での見栄なのである
見栄のために受けるのは、わが意志の弱さである
これを取るために費やす労力と経費がバカにならない
9月の後半からほとんど毎週末を研修にとられてしまう
研修費と受験代は合計10万円だ。
私は最初のうち、この資格はいらない、と踏ん張ってきた
しかし取ってないというと仲間から意外な顔をされる
それでも踏ん張るか・・・・・仕方ない、受けるか・・
その試験を今日受けてきた
結果は来年3月30日に発表される
落ちるとまた来年の今頃に受けることになる
落ちても受かっても、この資格は使わないだろうに
ばからしいと思いつつ、とにかく、今日試験を受けてきた
終わった今、ひとときの開放感に浸っている
ただし、連夜の受験勉強ですっかり風邪を引いてしまった
解放感は布団の中で味わうことにしよう。