今日、10月10日は私にとって「体育の日」 つまり東京オリンピックの開催日だったという日です。
開会式がなぜ10月10日になったかは
10月10日は統計で晴れる確立が高い
というのが理由だったと聞いたことがあります。
実際この日は午前中曇っていましたが
午後からはカラッと晴れ上がりました。
アナウンサーが
「今日の主役は太陽です」といったくらいです。
1964年10月10日は今から44年前
私は当時高校2年生でした。
この日が休みになったのか、
午後から休校になったのかはおぼえていません
ただ家に帰ってテレビで開会式を見たのを憶えています。
すでにカラーテレビになっていました。
私はこれより前
国立競技場での開会式予行演習に参加しました
選手の入場行進と観覧者の役に
都内の高校生が狩り出されたのです。
このとき私にも声がかかったので
授業をさぼれることもあり、喜んで参加しました。
聖火の最終ランナーだった坂井義則さんが
トラックを1周したあと
聖火台への階段を一気に駆け上がり
聖火台に点火したのをはっきり憶えています。
だから本物の開会式をテレビで見ながら
予行演習での光景が重なって
強い臨場感を持って見ることができました。
それから2週間のオリンピックは
夢のような時間でした。
男子体操、女子バレー、
オリンピック初種目の柔道など
日本中、大人は仕事が手につかず
子どもは勉強を放り出して
テレビの前にかじりついていたと思います。
でもそれはすでに44年前の出来事で
東京オリンピックを知らない人が
もう40歳以上になっているのですね。